「人を動かす」 をまとめる その2 「重要感を持たせる」 [書籍]
こんにちは(^^)/
今日は以前の続きで、
カーネギーの「人を動かす」まとめ
その2です。
今回は相手に気持ち良く行動してもらう秘訣です!
PART1 人を動かす3原則
2. 重要感を持たせる
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人を動かす秘訣は、この世に、ただひとつしかない。
この事実に気づいている人は、はなはだ少ないように思われる。
しかし、人を動かす秘訣は、まちがいなく、ひとつしかないのである。
すなわち、みずから動きたくなる気持ちを起こさせること
ーーーこれが、秘訣だ。
かさねていうが、これ以外に秘訣はない。
人を動かすには、相手のほしがっているものを与えるのが、唯一の方法である。
人は、何をほしがっているのか?
人間は、何をほしがるか?ーーー
たいていの欲求は満たすことができるものだが、ひとつだけ例外がある。
それは"自己の重要感"である。
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人に動いてもらうにはたった一つの方法しかない!
断言しています。びっくりした!
世の中にリーダーシップの本は数あれど、
ここまで明確に、しかも簡潔に答えを示している書籍はないでしょう!
このあと本書には数々のストーリーが書かれており、
そのどれもが面白く、「なるほど、そういうことか!」と
うなってしまうものばかりです。
人が何かを成し遂げようと勉強するのも
芸術家が不朽の名作を残すのも
人が犯罪を犯す理由も
精神を病んでしまう原因も
全てが自己の重要感からきているとのこと。
世の中の人はあなたの思っている以上に、他人からの讃辞に飢えている。
これを満たしてやるだけでどれだけの素晴らしい出来事が起こるでしょう!
このあとには「お世辞」と「感嘆のことば」の違いが書かれています。
これはホントに重要!僕も言われてからハッとしました!
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お世辞と感嘆のことばとは、どうちがうか?
答えは、簡単である。
後者は真実であり、前者は真実でない。
後者は心から出るが、前者は口から出る。
後者は没我的で、前者は利己的である。
後者はだれからも喜ばれ、前者はだれからも嫌われる。
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僕は昔、「誰でもほめとけば人間関係はうまくいくでしょ」
と思っていた時期があります。なめた考えでした。
しかしそんな考え見破られないわけもなく、しっかりとしっぺ返しを食らいました。
だいぶ傷ついたおかげで、このままじゃマズイと気づいのですが、
この章にはそのことがしっかり書かれていました。
知り合いと話していて「今お世辞を言われたな」と思うことはあります。
そしてそのたびに、なんかしらけるなぁ、と感じます。
それは心がこもっていないからで、
お世辞は「自分が嫌われるのがイヤだからとりあえずほめとけ」という
スーパー自己中思想だからだったんですね。
やられて嫌なことをやってたんだから、ひどいもんです。
当時の僕と話した方には「申し訳ない」という思いがこみ上げてきます(;一_一)
そして今でも無意識にやってるかもしれないと思うとキツイですね。
重々注意します(・_・;)
そして本書ではちゃんと解決策も示してくれています!
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自分の長所、欲求を忘れて他人の長所を考えようではないか。
そうすれば、お世辞などはまったく無用になる。
うそでない心からの称賛を与えよう。
相手は、それを、心の奥深くにしまいこんで、
終生忘れないだろうーーー
与えた本人が忘れても、受けた相手は、
いつまでも忘れないでいつくしむだろう。
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簡単なようでも意識しないとできないことです!
普段僕たちはほとんどすべて自分のことしか考えていないですから(^_^;)
逆にいえばこれをマスターできれば、相手に重要感をもたせられるということ!
つまり、相手が思い通りに、しかも気持ちよく動いてくれるということ!
今回もすばらしい教訓でした。
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
- 購入: 174人 クリック: 3,319回
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「人を動かす」 著:D(デール)・カーネギー をまとめる その1 「盗人にも五分の理を認める」 [書籍]
今回紹介する書籍はマジで人生変わるやつです。
この本の通りに100%生きられる方がいたら、
その方だけでなく、子供の代まで安泰だと僕は思っているくらい、
すごい知恵が書いてあります。
ですので、あまりにも内容が濃すぎて
僕はまだ全然消化しきれていません。
それでもブログに書くつもりになったのは、
この名著はどんな方にも必ず役に立つと確信しているから。
そして、
自分がこうして外部に書きこむことで、理解が深まるのを期待しているから。
こんな理由からです。
その本というのは
著:D(デール)・カーネギーの「人を動かす」!
人間関係についての歴史的名著です。
僕の尊敬する方が
「あまり自分は人に本を勧めることはしないけど、
これだけは、この1冊だけは読んでおいたほうがいい」
とおっしゃっていたので、一も二もなく購入したのが
この本との出会いです。
実際に読んでみて、
「あぁ、言われたとおりにしておいてよかった!」
と感謝しました。
基本的な内容は、対人関係の基本原則をパート別に解説していくというものです。
カーネギー自身の経験と、
歴史的偉人や有名人、そしてカーネギーの知人の言葉を使って、
「なぜその原則が大事なのか?」
ということをとてもわかりやすく紹介してくれています。
とにかく内容が濃すぎるため、
1つ1つ地道に紹介していこうと思います。
長丁場になりますがお付き合いいただける方はお付き合いください。
PART1 人を動かす3原則
1. 盗人にも5分の理を認める
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ニューヨークの犯罪史にもまれに見る凶悪犯”2丁ピストルのクローレー”
全米を震え上がらせた暗黒街の王者アル・カポネ
ニューヨークでも第1級の悪人ダッチ・シュルツ・・・
このような極悪人でも、犯罪者はたいてい
自分の悪事にもっともらしい理由をつけて正当化し、
刑務所に入れられているのは不当だと思い込んでいる。
極悪人たちでさえも、自分が正しいと思い込んでいるとすれば、
彼らほどの悪人でない一般の人間は、
自分の事をいったいどう思っているのだろうか?
人間はたとえ自分がどんなに間違っていても
けっして自分が悪いとは思いたがらない。
悪い人間ほど自分のことは棚にあげて、人のことをいいたがる。
それが人間の天性なのだ。
ところが、これは悪人だけの話ではない。われわれもまた同じだ。
人を非難するのは、ちょうど天に向かってつばをするようなもので、
必ずわが身にかえってくる。
およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、
自尊心と虚栄心によって行動するということを
よく心得ておかねばならない。
人を批評したり、非難したり、小言を言ったりすることは、
どんなばか者でもできる。
そして、ばか者にかぎって、それをしたがるものだ。
人を非難するかわりに、相手を理解するように努めようではないか。
どういうわけで、相手がそんなことをしでかすに至ったか、
よく考えてみようではないか。
そのほうがよほど得策でもあり、また、おもしろくもある。
そうすれば、同情、寛容、好意も、おのずと生まれ出てくる。
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とても全部は書ききれないので一部だけですが、
PART1の出だしだけでも薄い本一冊くらいの内容はあります。
特濃です。
あと抜粋なので多少読みにくいかもしれませんが、ご容赦くださいm(__)m
本文ではさらに分かりやすい具体例がふんだんに紹介されていて、
とても理解しやすい文章構成となっていますので、
少しでもピンと来ることがあったなら、購入を強くおススメします!
感想として…
もうホントに思い当たることが多すぎてドキドキしっぱなしでした。
今までは、自分が正しいと思ったことは声を大にしていってもいい!
と思ってたので、
大反省です(;一_一)
たしかに言いたいこと言えば自分はすっきりしますが、
一生の敵をひとり作ることになりかねません!
しかも普段話すような身近な相手を敵に回すなんて…
身の回りが地獄にかわってしまいます。
僕も情けないことに身に覚えがありまして、
「有酸素運動は活性酸素がすごく出るからランニングは体に良くない」
みたいなことを知り合いに話しちゃったんですよ。
そしたらなんとその知り合いの身内にランニングが趣味の方がいまして、
あとから別の人を通じて、
その知人が「話を聞いて気分が悪かった」と言っていたことが判明しました。
完全にこれは想定してなかった。
むしろいい情報を教えてあげた、くらいに思ってましたので、
肝を冷やしてすぐに謝りに行きました。
「別にそこまで気にしてないよ」と言ってくれたため、
大事には至りませんでしたが、
とても焦ったのを覚えています。
もし無自覚でも、目の前の人に関係なくても、
誰かの悪口とか、誹謗中傷だったりとかを言ったり、
信念も覚悟もなく言いたいことを言いたいように言うのは
避けようと思います。
第1回目はこんなところです。
書くことで自分も考えがまとまるのでこれはいいですね。
不定期ですが続けていきます。
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- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
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